物流業務の自動化を叶え、コストを削減する「はぴロジ」で、「多店舗のデータ取り扱い」「倉庫への出荷指示」にもう悩まない。

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を利用いただいている方に向けて、futureshopとスムーズに連携できる物流サービスを紹介するオンラインセミナー「物流WEEK」セミナーを2021年3月、3回にわたって開催しました。

スピーカーとして登壇したのは、株式会社はぴロジ セールスディベロップメントDiv. ディレクターチーム リーダーの小川太郎さんです。株式会社はぴロジは、ECサイト向けの自動出荷管理システム「HAPILOGI ASIMS」をはじめとして、物流アウトソーシングサービスを提供しています。

「ECサイト運営者のよくある悩み」や「はぴロジでできること」について話された40分、セミナーの内容をレポートします。

【プロフィール】

株式会社はぴロジ
セールスディベロップメントDiv. ディレクターチーム リーダー
小川太郎さん

通販王国である福岡を中心に、福岡オフィスに所属しながらも日本全国のクライアントを担当し、流通・物流DXの促進に従事。「常にEC事業者様の目線を大切にしたい」という想いのもと、EC事業者様が事業成長を実現するための環境構築支援として、物流だけではなく様々な流通課題の解決に取り組んでいる。

「複数ECサイトのデータの取り扱いに苦労」、ECサイト運営者のよくある悩み

ECサイト運営者のよくある悩みは、大きく3つに仕分けられます。

  1. 「出荷が大変で、販売企画に手が回らない」「繁忙期はいつも深夜作業」といったアウトソースで解決できる課題
  2. 「システム連携が課題で、相談できる相手がいない」「チラシの同梱を倉庫に指示するのがアナログで手間」「各ショップのCSVデータを加工するのが大変」といった委託先のシステムレベルの課題
  3. 「FBAを活用しているけれど、うまい連携方法がないだろうか」「送料の圧迫がキツいけれど対策が思いつかない」「アウトソーシングするにしても、すべてを委託するのは不安」といった解決が容易ではない課題

悩みの要因を、くわしく分解していきましょう。

まずは、各ショップのデータの取り扱いに疲弊していることです。

モールや自社サイトなど、ECサイトを多店舗展開している場合、各ECサイトから取り出すCSVデータの内容はバラバラになっています。
物流倉庫にアウトソーシングするため、バラバラになっているデータを加工するときに、苦労しているケースが多く見受けられます。
実際にExcelのマクロを使い、時間をかけてデータを編集加工し、疲弊している方々が減らないのが現状です。


次は、アナログの物流倉庫に委託しており、指示がうまく伝わっていないことです。
Amazonの物流倉庫での自動化など、ECによって物流環境が激変しましたが、アナログの物流倉庫はまだ世の中に多くあります。

アナログの物流倉庫に委託すると、チラシの同梱の指示がうまく連携されていないなど、出荷指示がなかなかうまくいかないパターンが多くあります。物流倉庫側の本音としても、ECの知識がなかったり、システムを扱うのが難しかったりして、苦労しているのが現状です。

はぴロジを導入することで、こうしたEC事業者が抱える物流の課題にアプローチできるようになります。

物流業務の自動化を叶える!流通インフラプラットフォーム「はぴロジ」とは?


はぴロジとは、ECサイトなどの荷主企業と、物流倉庫をマッチングする流通インフラプラットフォームです。荷主企業は、はぴロジを利用することで、自社が求めている倉庫に物流をアウトソーシングできます。

提携倉庫は100拠点弱で、アパレル物流に強い倉庫や、大型商材を扱える倉庫など、さまざまなカテゴリに特化した物流倉庫と組んでいるのが特徴です。取り扱いに資格が必要な危険物や、冷蔵・冷凍食品など、専門知識や技術を要する商材を取り扱える物流倉庫も多数あります。

「新しい商材を扱いたいけれど、扱うための環境や資格がない」といった場合、はぴロジに相談することで、パートナー倉庫のなかから条件に合う物流倉庫を紹介してもらえます。

 
はぴロジがメインで展開するサービスは、ECサイト向けの自動出荷管理システム「HAPILOGI ASIMS」です。また、物流倉庫向けのハンディを用いた入出荷業務や、指示書出力などを行う管理システムも提供しています。

 

はぴロジでは、これらのサービスをまとめて、物流プラットフォームとしています。
 


HAPILOGI ASIMSと各ECカートシステムを連携させることで、出荷情報のデータをHAPILOGI ASIMSに集められるようになります。

また、アウトソーシングしている物流倉庫や自社倉庫が使っている倉庫管理システム(WMS)と、HAPILOGI ASIMSを連携させることで、HAPILOGI ASIMSに集まった出荷情報のデータをそのままWMSに送れるようになります。そうすることで、わざわざECサイト運営者が手動でデータを整理しなくても、自動でさまざまなWMSに出荷指示を出すことが可能です。

多様なWMSに対応しており、新しいシステムを導入する必要がありません。そのため、物流倉庫はオペレーションを変えることなく、アウトソーシングを受けられるようになります。
※WMSとは:Warehouse Management Systemの略。入出荷・保管など、倉庫における「庫内物流」の正確性・スピードアップを実現する仕組みのこと


 

具体的に、はぴロジを使うとできることを説明していきます。

  • 指定時刻に受注データを取得する
  • 設定に従い、データを整形する
  • 条件に応じて、チラシなどを同梱セットする
  • エリアに応じた倉庫へ出荷指示を出す

といった業務がAPIなら完全自動化CSVならほぼ自動化で実現します。

あとは自動で送られた出荷指示をもとに、物流倉庫側で配送作業を行ってくれるため、ECサイトの運営者は物流面でほとんど手を加える必要がありません。そのため、少数精鋭のチームでECサイトを運営できるでしょう。

自社でデータを処理して、物流倉庫に指示を出し、そもそも物流倉庫のオペレーションまで組み立てるのは大きな負担がかかります。こうした業務にコストをかけるよりは、はぴロジで自動化できる流れを構築することで、「売り上げを伸ばしたり顧客満足度を上げたりするための本質的な業務」に時間を割けるでしょう。

システム投資を極小化して自動化を進められる「HAPILOGI ASIMS」

次に、ECサイト向けの自動出荷管理システム「HAPILOGI ASIMS」に焦点を当て、くわしく紹介していきます。

HAPILOGI ASIMSは、ショップデータの変換を自動化し、ECサイト運営者と物流倉庫のやりとりをブラウザ上で実現するシステムです。パソコンだけではなく、スマートフォンでも利用できます。


 

ECサイトの物流業務において、受注管理システム「Order management system(OMS)」やECカート、WMSなど、さまざまなシステムが登場します。そうしたシステム同士を連結させるときは、システムを開発する必要があったり、物流倉庫を変える際にシステム設定をやり直す必要があったりで、コストや手間がかかりがちです。

HAPILOGI ASIMSであれば、さまざまなシステムと連結させられます。そのため、「接続・開発といった自社のシステム投資」や「スイッチングコスト」が不要で、「規模や成長に応じたシステムの拡張」が柔軟に対応できます。はぴロジを使うことで、システム投資を極小化して自動化を進めることが可能です。

 
売り上げ規模が大きくなると、現在の物流倉庫では対応しきれなくなる状況があるでしょう。また、新型コロナウイルス感染症などの影響もあり、1拠点のみで出荷作業を行うリスクを感じる声が多くあります。そうした場合に注目されるのが、複数拠点の物流倉庫にアウトソーシングをすることです。

HAPILOGI ASIMSを活用すると、各物流倉庫が異なるWMSを使っていた場合でも、在庫状況を一元管理でき、複数拠点での運用が簡単になります。また、商品の欠品時は、在庫がある倉庫から自動的に出荷することも可能です。

そして、配送先に応じて自動で近い物流倉庫から出荷できるため、スピーディに消費者へ商品を届けられるうえ、配送コストも削減できます。

複数拠点運用での利用の幅が広く、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」や自社倉庫の在庫情報も自動的に一元化することが可能です。「冷蔵・冷凍商品はA倉庫」「雑貨はB倉庫」といったように、商品ごとに倉庫を分けて出荷する運用も叶えられます。

 
OMSと勘違いされることがある、HAPILOGI ASIMS。それぞれのシステムは、どう違うのでしょうか?

OMSは、販売チャネルの在庫同期や、商品の在庫管理をするシステムです。多店舗展開において、それぞれの管理画面で受注作業するという手間を軽くするため、OMS上だけで管理できるように作られています。

一方でHAPILOGI ASIMSは、複数拠点の出荷制御や出荷一元管理、倉庫在庫の一元管理、データ加工ができます。シームレスにWMSへと接続でき、出荷指示のデータを最適化した形で自動的に送れるのもポイントです。

実際に、OMSとHAPILOGI ASIMSの両方を使っているECサイト運営者もいます。

コストや納期の削減が実現!事例紹介

では、はぴロジを利用して物流の悩みが解決された事例を3つ紹介していきましょう。

1つ目の事例です。福岡県にあるA社は、自社で独自のカートシステムを作り、物流業務を倉庫にアウトソーシングしていました。

出荷件数が伸びてきて、物流倉庫を乗り換えることになりましたが、独自のカートシステムを物流倉庫が使っているWMSに連携するのに、数百万円かかることが判明しました。なぜなら、カートシステムのデータフォーマットが、WMSに対応しておらず、カートシステムの改修をする必要があったためです。

そこで、HAPILOGI ASIMSを導入しました。結果、HAPILOGI ASIMSが自動的に最適なデータフォーマットに変換することで、開発や接続といったシステム投資が不要になり、コストや納期の削減が実現しています。

2つ目の事例です。家具を取り扱っているA社は、新型コロナウイルス感染症による巣ごもり需要の拡大で、売り上げが1.5倍に伸びました。これまで自社出荷で対応していましたが、売り上げが伸びれば伸びるほど人手不足で従業員が疲弊してしまい、アウトソーシングすることになりました。

一般的に、大型家具はアウトソーシングが難しいジャンルです。しかし、はぴロジに相談したことで、すぐに大型家具を扱える物流倉庫とマッチングできました。A社は自社出荷の問題をすぐに解決できたことで、商品を増やし、売り上げ拡大のために時間を使えるようになっています。

大型家具に限らず、危険物といった取り扱い免許が必要な商品や、冷蔵・冷凍の食品などを扱う場合も同じことがいえます。自社でなんとか解決しようとするのではなく、すぐに相談してアウトソーシングしたほうが、販促に特化できるメリットがあるでしょう。


最後は、HAPILOGI ASIMSと連携しているfutureshopを使う、化粧品製造業A社の事例です。

A社はこれまで自社出荷で対応していましたが、商品数がどんどん多くなっていき、誤出荷が増え、自社で回せるオペレーションに限界がきました。

そこで、HAPILOGI ASIMSを使った出荷指示出しと、専用の免許をもつ物流倉庫へのアウトソーシングをすることにしました。専用の資材を使った梱包やギフト梱包にも対応する物流倉庫とマッチングしたことで、希望に沿った運用が実現しています。

また、HAPILOGI ASIMSを使うことで、商品ごとに配送方法を切り替えられるようになりました。複数商品を配送する際に、全体の厚さや重量などを考慮して、配送方法を自動的に変換できています。

まとめ/物流のアウトソーシングと自動化で、自社の成長につなげよう!

データの取り扱いに疲弊したり、アナログ倉庫に委託して指示がうまく伝わらなかったり、ECサイト運営における物流業務の悩みは多いものです。自社の希望を叶えてくれる物流倉庫にアウトソーシングし、物流業務を自動化することで、スムーズな運用が実現します。

運用がスムーズになった分、売り上げ拡大や顧客満足度アップのために時間を使ってみてはいかがでしょうか?

「futureshop」は「HAPILOGI ASIMS」と連携し、物流業務の自動化をスタートさせやすい環境を整えています。興味がある方は気軽にお問い合わせください。

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