実店舗利用機会が増加。EC利用は減少した? それとも増加した? 数字でよみ解くEコマース [2021年10月〜12月 futureshopサービスまとめ]

実店舗利用機会が増加。EC利用は減少した? それとも増加した? 数字でよみ解くEコマース 2021年10月〜12月 futureshopサービスまとめEC・ネットショップ運営お役立ち資料ダウンロード
緊急事態宣言解除後、外出機会の増加、実店舗での購入機会増加、飲食店の営業時間増加の影響を受け、EC利用機会は減少すると推測したが、流通額は昨対比111.68%と堅調に増加。

「旅行用品・旅行予約」などの商材が好調。一方、実物を見て買いたい意向が強い、または、洋酒などEC以外で消費が進んだと推測される商材はECでの購入が減少した結果に。商材によってEC利用状況に差が見られました。

2021年10月〜12月運営状況 流通額503億円(昨対比111.68%)
以下の業種が売上を伸ばしました。(数字は昨対比) 外出意欲の高まりからEC利用も活発 旅行用品・旅行予約 316.34%、推し消費に時期など関係ない 本・CD・DVD 140.41%、前回の調査と同じく好調 楽器・音楽機材 157.11% ダイエット・健康 130.61%、ギフト時期でもECでの購入は定着? ゲーム・おもちゃ・ホビー 146.95%
生活者のEC利用状況
調査対象
2020年・2021年10月~12月の期間中、各月の注文件数が100件以上の店舗の中から500店舗を無作為に抽出し、各項目を調査しました。

※ これまでの調査とは異なる店舗構成

調査1:EC注文件数 調査期間の注文件数は昨対比123.42%。外出機会が増加してもEC利用は堅調に推移。 調査2:購入単価の変化 これまでの調査と同様、PCはスマートフォンより2割程度、購入単価が高い結果に。EC購入単価は前年比増加傾向が継続。 調査3:新規顧客利用状況(件数) 調査期間の新規顧客利用は昨対比130.07%。外出機会増加や飲食店の営業時間延長が進むにつれ微減する結果。 調査4:決済手段の変化 キャッシュレス決済利用増。「ID・QR決済」利用の増加、「現金・その他」利用が減少が変わらずトレンド。 調査5:各月決済手段増減率(昨年同月比・件数) EC利用は増加していたものの、決済手段別に見ると「現金・その他」利用は昨対割れ、その他決済手段の増加率は年末に向かうにつれ減少傾向。
2022年10月〜12月のECを取り巻く環境
  1. 鉄道営業収入が回復[1]、飲食店の営業時間延長 → 外出機会が増加。EC利用機会・時間が減少したと推測。
  2. 全国百貨店売上高は数ヶ月ぶりに昨対比プラス転換。[2]
  3. ネットショッピング支出額は増加。[3]

調査の引用、転載を希望される場合は、こちらからお問い合わせください。

データ出典元

[1] 2021年度 鉄道営業収入 対前年比の推移/東日本旅客鉄道株式会社
https://www.jreast.co.jp/investor/monthly/pdf/report.pdf

運輸取扱収入の対前年推移(2022年3月期)/西日本旅客鉄道株式会社
https://www.westjr.co.jp/company/ir/finance/monthly/pdf/22.pdf

[2]  百貨店売上高/一般社団法人 日本百貨店協会
https://www.depart.or.jp/store_sale/

[3] ネットショッピングの状況 二人以上の世帯 / 総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/joukyou/12.html

調査の詳細な内容は、下記ページからご確認ください。