ECサイトのSEO施策とは?重要性、対策方法、管理方法などを紹介

スマートフォンの普及に伴い、多数のユーザーがインターネットを通じて購入活動を行っている現在では、ECサイトの運用は欠かせません。

ECサイトの知名度を上げる手段として「広告の掲載」や「SNSでの宣伝」など多岐にわたりますが、自然検索からの訪問者を増やすためのSEO対策も重要な方法の1つです。

この記事では、ECサイトにおける効果的なSEO対策に焦点を当てて「重要性」や「実施方法」「留意点」を解説します。SEO対策を講じて商品ページへの訪問者数を増やし、売上の拡大を目指しましょう。

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そもそもSEOとは?

SEOとはそもそも何でしょうか。

『SEO』
Search:サーチ Engine:エンジン
Optimization:オプティマイゼーションの頭文字を取った単語。

日本語に訳せば“検索・エンジン・最適化”になります。

ネットで何かを調べるときには、必ずといっていいほど検索エンジンである「Google」や「Yahoo」を使って検索します。

例えば、“紅茶 通販”とキーワードを入れて検索すれば、紅茶を通信販売しているECサイトがいくつも表示されますよね。

そうした検索結果において、特定のWebサイトが上位に表示されるように、Webサイトの内容を調整すること、また、その手法がSEOと呼ばれるものです。

SEOで集客する例

ユーザーが「紅茶 通販」で検索したケースを例に「どのようにSEOで集客するのか」を解説します。

まず、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使用して「紅茶 通販」と検索します。SEO対策されたECサイトは検索結果の上位に表示されるため、ユーザーにクリックされる確率が高い傾向があります。

ユーザーがクリックするとECサイトに遷移します。サイト上で欲しい商品を発見し、購入に至る流れです。このように、SEO対策されたECサイトは集客に役立ちます。

SEOのメリット・デメリット


商品を購入してもらうためには、まずWebサイトを見てもらう必要があります。
そこで考えなくてはならないのが、どうやってアクセス数を伸ばすかということです。

ユーザーのなかには、サイトのアドレスをお気に入り登録していて、検索せずに直接サイトに訪れる人もいるでしょう。

しかし、サイトに訪れる多くのお客さまは、商品名などのキーワードで検索し、検索結果のなかからサイトを選ぶという流れでアクセスします。

もし自社で紅茶を販売している場合は、「紅茶 通販」あるいは「紅茶 販売」といった、「紅茶をネットで購入しようとしている人が検索しそうなキーワード」で、検索結果の上位に自社のECサイトが表示されれば、

サイトへのアクセスが増える可能性がグンと高まり、集客力がアップするということになります。

メリット

SEOのメリットは、以下の4つです。

  • 購入意思が高いユーザーを集客できる
  • 中長期的にみると費用対効果が高い
  • ブランディング効果が期待できる
  • 効果測定ができる

購入意思が高いユーザーを集客できる

検索エンジンで特定のキーワードを検索して訪問するユーザーは、商品やサービスに関連したニーズがあるユーザーが多い傾向があります。購入意思が高いユーザーを集客できるため、ECサイトの売上に直結しやすい点がメリットです。

中長期的にみると費用対効果が高い

SEOはWebマーケティング施策の1つであるものの、広告費用が必要ないため費用対効果が高いというメリットがあります。

広告のように表示やクリックされたとしても、料金が発生しないため、上位表示される限りはコストをかけずに集客効果が持続します。

また、質の高いコンテンツがあるECサイトであれば、検索エンジンから高く評価されて上位表示されやすい傾向があります。ペルソナを設定したうえで「ユーザーのニーズを満たせるコンテンツ」を継続的に制作すれば、上位表示を維持できる可能性が高まります。

ブランディング効果が期待できる

検索エンジンで上位表示されるECサイトは認知度や信頼性が高まるため、ブランディング効果が期待できます。

たとえば「紅茶 通販」というキーワードで上位を獲得した場合「通販で紅茶を買うならこのサイト」という認識が広まり、ユーザーに想起してもらいやすくなります。SEO対策で上位表示されることで、将来的な集客につながるブランディングに役立ちます。

効果測定ができる

WEB解析ツールやSEOツールなどを導入すれば、各種データを収集できるため、効果測定が可能となります。たとえば、トラフィックやコンバージョン率、検索順位などのデータを分析し、実行した施策の結果を定量的に把握することが可能です。

デメリット

SEOのデメリットは、以下の3つです。

  • すぐには集客できない
  • メンテナンスが必要になる
  • 必ずしも効果が出るとは限らない

すぐには集客できない

SEOの成果である「検索順位の上昇」や「検索流入数の増加」などは、成果が出るまでに一定の期間が必要です。そのため、すぐに集客効果が出ない点がデメリットです。

中長期的な集客には効果を発揮する一方で、キャンペーンをはじめとする即効性が欲しい施策には不向きなことを認識しておく必要があります。

メンテナンスが必要になる

Googleの検索エンジンのアルゴリズムは、不定期にアップデートされます。そのため上位表示を維持するには、アップデートに関する情報を収集しながら、メンテナンスする必要があります。

なお大幅にアップデートされた場合は、これまで上位表示されていたECサイトであっても、順位が下落する可能性があります。最新情報のキャッチアップと適切な対応が必要なため、SEOに関する一定の知識も求められます。

必ずしも効果が出るとは限らない

SEOは費用をかけずに集客できる方法である一方で、効果を維持するには多くの時間・労力がかかります。さらに適切な施策を打たなければ、効果が出る保証もありません。

Googleのアップデートだけでなく、競合他社の動向によっても順位が変動する可能性があります。取り組む際には、多くの時間・工数や計画性のあるアプローチが必要な点を認識しておきましょう。

SEOの対象はオーガニック検索

検索結果画面は、「オーガニック検索(自然検索)」と「広告枠」の2種類の枠で構成されています。

広告枠は、Googleの場合は検索結果画面の上側と下側、ケースによっては右側にも表示されます。

Yahooの場合は、上側と右側
に広告枠が設けられており、
その他の部分がオーガニック検索結果(自然検索)の表示枠となります。

検索エンジンからのアクセスを増やす集客方法は主に2つあります。

そのうちの1つが「SEO」。広告枠ではなく、オーガニック検索において自社のECサイトを上位表示させるための施策です。

もう1つは「広告」の活用。広告枠を購入して、自社のECサイトに関する情報を検索結果に表示させる方法です。

検索連動広告(リスティング広告)は、1クリックごとに支払いが発生し、その掲載順位を上位にしようとするほど1クリックあたりの広告単価が上がる傾向にあります。

集客方法としてSEOが優れる理由

広告枠はオーガニック検索に比べ、目立つ場所に表示されるにも関わらず、
クリック率はオーガニック検索の方が上回るといわれています。

これは、検索ユーザーの知識や経験が増え、検索リテラシーが高まってきたことによって、広告枠よりもオーガニック検索で表示された情報を信じるユーザーが増加しており、

検索ユーザーが広告枠の存在を知っている場合には、なかなかそこに表示されたURLをクリックしようとしなくなっているためです。

つまり、

よりクリックされやすいオーガニック検索にて上位表示される施策を行えば、
高い集客効果が見込める
というわけです。

SEOによる集客が重視されるのは、そういった理由のためです。

長期的な集客コストのダウンになる

SEOは、長期的な集客コストが下げられます。

広告の場合、その都度コストを割く必要があります。一方SEOは、コンテンツが資産として残り続けるため、長期的な集客コストと収益を見ると利益率が高くなるのが特徴です。

検索エンジンの順位付けの仕組み

では、SEOは具体的にどのように行えばいいのでしょうか。

まずは、検索エンジンでの「順位付けの仕組み」から説明します。

Web上には、検索エンジンロボット「クローラ」が存在し、文章や画像・PDFなどのあらゆるファイルを収集しています。

クローラにより収集されたデータはインデックス化され、
Googleが定めた順位決定の基準に従い、順位付けがなされていきます。

(※ちなみに、YahooはGoogleの検索技術を用いているので、GoogleへのSEO対策を行えば、YahooへのSEO対策もできているとお考えください。)

SEOのポイント

Googleが順位付けを行っている計算方法を「検索アルゴリズム」といいます。

Googleの検索アルゴリズムに則したWebサイトを構築すると、検索結果で上位表示されるので、そのための対策を練るのが「SEO対策」という施策です。

検索アルゴリズムは200項目以上あるとされていますが、公開はされていません。

そのため、各サイトの担当者やWEB制作会社・WEBコンサルタント等が各自で試行錯誤しながら、検索上位に上がるために有効な要素を研究して、推測し、上位表示を狙っている状況です。

そう言うと、SEO対策というのはずいぶんと難しい施策のように思われるかも知れませんが、SEO対策の基本的な考え方は、実は極めてシンプルなものです。

では、本題のSEO対策の方法ですが、これは大きく分けて3つ。

  1. サイト内の仕組み(HTML構造など)を改善する【内部対策】
  2. サイトに掲載するコンテンツ(情報)を強化する【コンテンツ対策】
  3. 優良サイトからリンクをもらう【外部対策】です。

(1)内部対策

サイトにクローラを呼び込み、なおかつ、クローラがサイト内を巡回しやすいようなサイト構造で、サイトを構築します。

1つのコンテンツページに対して、関連性の高いコンテンツには、スムーズにページ移動ができるように内部リンクのURLを設置しておくなど、ユーザーにとって利便性の高いサイトにする視点が重要です。

内部対策に関しては、どのように情報が整理され、サイトが構築されているかというHTMLの構造も影響してきますので、詳しくはGoogleのガイドラインを参考にしていただくのが良いかと思われます。

(2)コンテンツ対策

検索エンジンは、検索ユーザーが検索した意図に沿って、最適なページを表示したいと考えています。そのため検索結果の順位付けを行う際には、当然、ページ内のコンテンツを重視しており、コンテンツを重視する傾向は、年々、強まりつつあります。

「SEO対策」という言葉は、テクニカルな技術が必要なように感じるかもしれませんが、基本的には「ユーザーが求める、ユーザーにとって有効な情報が盛り込まれたコンテンツをつくる」ということを意識していれば、必然的にGoogleにも好まれるコンテンツとなり、結果的にSEO対策ができている状況となっていきます

ユーザーに焦点を当て、コンテンツを重視するべきであるということは、Googleが公式に「Googleが掲げる10の事実」として公表している内容でもあります。

(3)外部対策

あなたがブログを持っていたとして、良いサイトや便利なサイトを見つけたら、どうするでしょうか?

きっと自身のブログで「こんな良いサイトがあったよ!」とブログ記事内にURLを貼って紹介することでしょう。

検索エンジンは、多くの人に紹介されているサイトを「ユーザーから評価されているサイト」だと捉え、検索順位を上げるべきかを判断する1つの指標にしています。

自身のWEBサイトが、他のサイトでURLリンクの記載とともに紹介されていることを「被リンク」されていると言います。「被リンクが多い=リンクを貼って数多く紹介されている」ということです。

被リンクが多いサイトは、検索順位が上がりやすいということで、その昔、SEO対策として被リンクを買うリンクファームという手法が存在した時代がありますが、純粋な紹介ではなく、人為的に被リンクを増やす悪質な検索エンジン対策だとGoogleが判断し、

検索アルゴリズムが変更(アップデート)され、現在では、無理に被リンクを増やそうとする行為はペナルティの対象となりました。ペナルティとなるような施策を実施してしまうと、検索エンジンに表示されない状況になる恐れもあるので注意が必要です。

シンプルに考えるならば、充実したコンテンツで魅力的なサイトを育てていくことを意識しつづけるだけです。

その結果「これは良いサイトだ!」と純粋に他サイトで紹介され、質の高い被リンクが集まってくる好循環を生み出していくこと、それが、シンプルかつ最高の外部対策です。

具体的なSEO対策の手法

ここでは、具体的なSEO対策の手法を解説します。

キーワードの選定

SEO対策において、キーワードの選定は基本中の基本です。ECサイトへの訪問者数を増やすには、多くのユーザーが検索するキーワードを狙って対策を立てる必要があります。

具体的には以下のようなキーワードを選定しましょう。

  • ロングテールキーワード
  • 競合が少ないキーワード
  • コンバージョンにつながるキーワード

ロングテールキーワードは、検索ボリュームは少ないものの、複数の単語で構成される複合キーワードです。例えば「ナイキ 靴 エアマックス 黒」のようなキーワードは、一般的な大きな検索ボリュームを持つキーワードと比べて、特定のユーザーのニーズに深く応えることが可能であり「コンバージョン率」が高いのが特徴です。

また多くの競合が存在するキーワードでは、検索結果で上位に表示されるのは難しい傾向があります。そのため、競合が少ないキーワードを狙うことで、検索結果での上位表示が容易になります。

ECサイトの最終目標は「商品の販売」です。そのため「靴 フォーマル メンズ」や「誕生日プレゼント アクセサリー おすすめ」のように、具体的なユーザーのニーズに合わせたキーワードの選定が、コンバージョン率を高めるうえで効果的です。

タイトルにキーワードを含める

タイトルは、ユーザーが最初に目にする検索結果の一部であり、非常に重要です。

タイトルにユーザーの検索意図を反映したキーワードが含まれている場合、クリックされる確率が高まります。例えば「送料無料」や「ブランド名」などのユーザーの関心を引くキーワードを「タイトルの前半」に配置すれば、訴求力を高められます。

さらに、タイトルは検索エンジンに対してサイトの内容を伝える役割も担っています。適切なタイトルの設定は検索順位に大きく影響するため、SEOにおいて優先的に取り組むべき重要なポイントです。

注意点として、検索結果に表示されるタイトルの文字数には限りがあります。一般的には約25字から30字程度が目安のため、長いブランド名などの文字数が多いキーワードは「後方に配置する」など柔軟な調整が必要です。

また数字を半角で記述すれば文字数を節約できるため、サイズ表記などにも工夫しましょう。

商品へのわかりやすい導線設計

ECサイトにおいて、ユーザーが訪れてから商品を購入するまでの導線設計は、ユーザビリティの向上に直結します。

ユーザーにとって使いやすいECサイトは、SEO対策の面でも効果的なうえにコンバージョン率の向上にも繋がります。そのため結果として、売上の増加が期待できます。

商品への導線を明確にする方法としては「直感的に理解しやすいデザインの採用」「CTAボタンの効果的な配置によるUI/UXの最適化」「ショッピングカートの常時表示」など、ユーザーが「購入」のアクションを取りやすい環境の整備が重要です。

画像情報はクローラがわかりやすいように

ECサイトでは、商品を紹介するために通常のWebサイトよりも多くの画像を使用します。画像に対するSEO対策の重要性が高いため、検索エンジンのクローラが画像の内容を適切に理解できるように対策しましょう。

検索結果で上位にランクされるためには、クローラが「ページの内容を正確に把握すること」が不可欠です。画像の内容をクローラに理解させるには「alt属性の設定」が必要です。alt属性は「画像が何を表しているか」「どんな意味を持っているか」を説明する代替テキストとして機能します。

クローラが画像の内容を適切に理解することで得られるSEO効果はもちろん、画像が何らかの理由で表示されない場合にも、設定したテキストが表示されます。ユーザビリティの向上にも寄与するため、さらにSEO効果が高まります。

構造化データのマークアップを行う

ECサイトで商品ページに構造化データのマークアップを適用させれば「価格や在庫状況」「レビューなどの詳細な商品情報」を検索結果に表示できます。

その商品を探しているユーザーに直接アプローチできるだけでなく、商品について漠然としたイメージを持つ潜在的なユーザーにも影響を与える可能性があります。

さらに、検索結果で他のサイトと差別化を図ることでユーザーの注意を引き、クリック率を高める効果が期待できます。

ただし事業者側でいちから実装するのは難しいです。利用しているECプラットフォームが構造化データに対応している場合は、比較的簡単に設定できます。futureshopでは構造化データに対応しており、初心者の方でも楽に設定できるのが魅力です。

参考:futureshop「構造化データ設定

表示速度(ページスピード)の改善

サイトの表示速度は、ユーザーが検索画面から特定のページに移動した際に「そのサイトが表示されるまでの時間」を指します。Googleの「スピードアップデート」にもあるように、この表示速度はSEOに大きな影響を与える要素のため対策が必要です

ECサイトにおいては、表示速度の遅さがユーザーのストレスを引き起こし「コンバージョンの機会損失」につながるリスクがあります。売上に直接的な影響を及ぼすため、特に注意が必要です。

ECサイトでSEO対策をする際の注意点

ECサイトにおいてSEO対策を実施する際の注意点は次の5つです。

重複コンテンツに注意

ECサイトにおいて、重複コンテンツを作成しないように注意しましょう。

Googleに「悪意を持って作成されていない」「検索結果を不正に操作する意図がない」と判断された場合、無害な重複コンテンツと見なされてペナルティの対象になりません。

しかし悪意のある重複コンテンツと判断されると「サイトのランキング低下」や「検索結果からの除外」などの措置を受ける可能性があります。リスクを避けるためには、重複コンテンツの作成は極力避ける必要があります。

特にECサイトでは「サイズや色違いの商品を別ページで登録する」「Amazonや楽天市場など複数のECサイトに同じ商品を掲載する」などのケースがあるため、意図せず重複コンテンツを作成してしまう場合があります。これらは無害な重複コンテンツと見なされる傾向がありますが、可能な限り避けるのが望ましいです。

対策としては「サイズや色違いの商品を1つのページで選択できるようにする」「複数のECサイトに商品を掲載する際には、各サイトに独自性を持たせる」などの方法があります。

販売終了ページ対策をする

ECサイト運営では、商品の売り切れやラインナップの変更により、一部の商品の販売が終了するケースがあります。販売終了は避けられませんが「サイト上に販売終了ページが過多になる」「検索結果からアクセスした際に販売終了している」といったケースが頻繁にある場合、ユーザーの満足度が下がり、結果としてGoogleによるサイト評価の低下につながる可能性があります。

対処方法としては「404エラーページを表示させる」「販売終了した商品のページで関連商品を推薦する」などの方法があります。サイトの規模やメンテナンスに割けるリソースに応じて、適切な対応を行いましょう。。

必ずSSL化をする

ECサイトではクレジットカード番号などの個人情報を取り扱うため、サイトのセキュリティ強化が重要です。このセキュリティを確保するために用いられる技術が「SSL(Secure Sockets Layer)」です。

SSLは、インターネット上でのデータのやり取りを暗号化し、セキュリティを向上させる仕組みです。SSLが適用されているサイトでは、URLが「https」で始まりますが、適用されていない場合は「http」と表示されます。

Googleは、ユーザーに安全でない通信を警告するために「保護されていない通信」という赤字の警告を表示するケースがあります。警告が表示された場合、ユーザーにとって良い印象を与えません。

さらに、GoogleはECサイトに限らず、すべてのウェブサイトにSSLの導入を推奨しています。そのため。SSL化に対する迅速な対応が求められます。

GoogleAnalyticsなどを用いて効果検証する

施策を実施する際には、必ず効果検証しましょう。効果検証を行うには「Google Analytics」や「Google Search Console」などのツールを活用します。

これらのツールを用いて、施策による「アクセス数はどうか」や「キーワードで上位を取れているか」などの成果を確認します。これらのデータを基にして、施策を継続するかどうかを判断することが重要です。

効果検証を怠った場合、施策の成果が不明確になって効率的なサイト運営が困難になります。そのため、慎重な分析と判断が求められます。

長い目でみる

SEOはすぐに効果が出ない点に注意しましょう。効果が見え始めるまで、最低でも半年程度は地道にコンテンツを公開し続ける必要があります。

また、SEO対策にはある程度の予算を確保し、初期段階での目に見える効果が出ない場合でも、忍耐強く取り組む姿勢が大切です。「長期的な視点をもった戦略策定」と「継続的なコンテンツ制作」が重要となります。

最後に

SEOの基本は、何よりユーザーに役に立つページを構築すること。

シンプルなSEO対策を3つご紹介してきましたが、結論もシンプルです。

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

上記でご紹介した「Googleが掲げる10の事実」にもあるように、ユーザー目線の優良なコンテンツを地道につくっていくことが、自社のECサイトが検索結果で上位表示されることにつながり、アクセス数の増加へとつながっていきます。

そして、訪れた貴社のECサイトで、商品が魅力的に紹介されていたならば、ECでの売上が着実に増加していくことでしょう。

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