円安基調の今こそ越境EC。自社ECサイトですぐに実現できる「ウェブインバウンド」対策をはじめよう

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コロナ禍で訪日旅行客が激減し、海外の消費者に商品を販売する方法として「越境EC」の重要性がかつてないほど高まっています。 

しかし、外国語対応や海外配送の難しさなどを理由に、越境ECに取り組むことをためらっている企業さまも多いのではないでしょうか。

そこで今回、国内で運用している自社ECサイト(日本語サイト)を使い、受注処理や出荷などの業務フローを変えることなく越境ECを始める方法について解説します。通関手続きや海外配送キャリアとの契約、外国語でのカスタマーサポートなどを行う必要はありません。越境ECへの参入を検討している企業さまは、海外販売の方法の1つとしてぜひ参考にしてください。

本稿は「WorldShopping BIZ」を運営している株式会社ジグザグからの寄稿です。見出しや画像などはE-Commerce Magazine編集部が手を加えています。 

1.コロナ禍での行動様式「ウェブインバウンド」と外部環境の変化

多くの方がご存じの通り、訪日外国人旅行者数は、2019 年まで7年連続で過去最高を更新していました。しかし、2020 年1月以降、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響もあり、2020年は2019年比 87.1%減の 411 万人と大きく減少し、2021年は約24万人まで落ち込みました。

 

訪日外国人旅行者の年次推移

その結果、外国人旅行客が日本国内で行う消費活動「インバウンド消費」は激減し、観光業をはじめとする日本経済に大きな打撃を与えています。

一方で、長引くコロナ禍により、自宅にいながら買い物ができるECサイトのニーズが高まったように、自由に国を行き来することが出来なくなった外国旅行客が、日本のECサイトに「訪日」する新たな需要が高まりつつあるのです。

アクセス解析ツールで自社ECサイトのデータを見てみると、海外からのアクセスが既に一定数存在することに気づくでしょう。私たちは、このように海外在住ユーザーがインターネットを利用して、国境を超え日本のECサイトに訪れる行動様式を、実際に足を運び訪日・観光する際の「インバウンド」になぞらえて「ウェブインバウンド」と定義しています。

 

リアルインバウンドからウェブインバウンドへ

そして、この「ウェブインバウンド」は既に今この瞬間にも起こっており、この記事をご覧の皆様のECサイトにおいても海外ユーザーがアクセスしている可能性が高いと言えます。

ですが、はるばるECサイトに「訪日」した多くの海外ユーザーは、ECサイトで「おもてなし」を受けることが出来ず、離脱してしまっているのが現状です。

つまり、インターネット上で国境を越え、海外からわざわざ訪日している「ウェブインバウンド」に対応できていない状態は、EC事業者にとって大きな機会損失と言えるのではないでしょうか?

2.「越境EC」というビジネスチャンス

越境ECでは、日本のEC事業者が、ECサイトを通じて、商品を欧米やアジアなどの海外在住の消費者に売ります。いわば国内の商品を「輸出」する形となります。

この越境EC市場自体は、世界的に見ても右肩上がりに成長しており、年平均成長率は約30%で急拡大することが見込まれています。経済産業省が公表する「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、世界の越境EC市場規模は2026年には4兆8,200億USドルにまで拡大すると予測されており、大きな可能性を秘めた市場なのです。

世界の越境EC市場規模の変化

 

出典:経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」より

SNSの発達により「情報」は国境を越え、地球の真裏で起きている出来事ですら、リアルタイムに情報取得することが当たり前になりました。そして、ECサイトも同様で、世界規模で国境を越えて「商品を購入する」ことは当たり前になりつつあるのです。

実際に、日本製品が元来持つ品質への信頼性やデザイン性などは、世界で根強い人気があります。また、世界には様々な趣味嗜好を持つユーザーがいるため、「意外」な商品が人気を博することも大いにあります。

■WorldShopping BIZで販売した商品一例

WorldShoppingBizにおける高額注文アイテム

 

出典:【WSBIZ Report】海外販売データを公開、最も重かった注文アイテムはボーリング玉!より

加えて、2022年3月より1ドル=130円台を突破し、市場は急速に円安基調に進んでいます(2022年8月現在)。

国内商品の輸出である越境ECにとって円安は追い風といえ、海外のお客様にとって、日本の製品が以前より「お得に買える」機会となっています。

多くのものを輸入に頼る日本では、急激な円安基調はマイナスな側面もありますが、攻めの姿勢で視点を変えてみると、「円安」は、日本の素晴らしい商品をアピールするビジネスチャンスと捉えることが可能です。

「コロナ禍を通して、日本のECサイトに訪れるウェブインバウンドが増加」

「海外では入手できない、独自かつ魅力的な日本の商品が欲しいユーザーが世界中に存在する」

「円安基調の影響により、海外ユーザーは以前よりお得にお買い物が出来る状況」

こうした状況や変化を大きなチャンスと捉えて、国内EC市場だけでなく視野を世界に広げ、「越境EC」を販路拡大の戦略に位置付けていくことが今後ますます重要となるでしょう。

では、越境ECに取り組むうえで、考慮すべき点はどのようなものがあるのでしょうか。

3.越境ECを始めるうえでの3つの壁

越境ECに取り組もうとするEC事業者は、「3つの壁」に必ず直面します。

越境ECにおける3つの壁「言語」「決済」「物流」

まず多くの海外ユーザーに最初に立ちはだかる壁が「言語」です。

例えば、「欲しい!」と思った商品について、海外ユーザーが問い合わせをしてくるかもしれません。EC事業者の皆様は多言語でのカスタマーサポートが可能でしょうか。また、入力フォームが海外の住所入力などに対応できているでしょうか。越境ECに対応するということは、日本語を前提としない運用になることを忘れてはいけません。

そして、次にぶつかるのが「決済」という壁。

そもそも購入時の「決済」が海外ユーザーの普段利用する決済手段に対応していなければ、ユーザーは商品を購入することが出来ません。世界各国ではクレジットカード保有率も大きく異なり、クレジットカード決済以外の手段を望むユーザーも多く存在します。加えて、越境ECにおいては国内取引以上に「安全性」も求められるでしょう。

また、EC事業者目線では「不正決済」のリスクが高まるという大きな危険性もはらんでいることを考慮する必要があります。

そして最後が「物流」の壁。

EC事業者が越境ECに取り組む際には、国内配送とは異なる「国際配送」への対応が必要となります。

海外配送においては、すべての商品を配送できるわけではなく、発送先の国によっては配送ができない「禁制品」などに対する知識も求められます。加えて、通関を通すうえでの多言語でのインボイス作成作業も必要です。

また、昨今の不安定な世界情勢を受けて、日々配送会社の対応も変動しています。

先月出荷出来たものが、今月はできない、ということも起こりうるのが国際物流の難しさなのです。

このように、ウェブインバウンド、越境EC市場は企業にとって大きな「チャンス」でありながらも、実際に取り組むには、海外ユーザーとEC事業者にとって「3つの壁」が大きなハードルとして立ちはだかります。

では、これらを解決し、ビジネスを成長させていくためにはどうしたらよいのでしょうか。

4.futureshop管理画面からの設定のみ。WorldShopping BIZで今すぐ始めよう

越境ECに立ちはだかる「3つの壁」に対して、futureshop上の簡単な設定で自社ECサイトを越境EC対応サイトに早変わりさせてしまうサービスが「WorldShopping BIZ」です。

既に国内約2,000ショップ様への導入実績のあるWorldShopping BIZが、この度futureshopとの連携強化により、簡単3ステップ、かつ「無料」にてご利用いただけるようになりました。

今すぐあなたのECサイトが海外販売対応可能になり、越境ECにチャレンジすることができます。

WorldShoppingBizを使って3ステップで越境ECを始める方法

EC事業者の皆様にやっていただくことは3つだけ。

【STEP1】

以下お申込みフォームからお申込み

お取り扱い商品等の審査を実施しますのでお待ちください。

 

【STEP2】

審査後にお送りする情報にもとづきEC事業者様側にてfutureshop管理画面での設定作業

設定作業が終わった瞬間から、海外ユーザーは皆さまのECサイトで商品を購入することが可能になります

【STEP3】

海外ユーザーからオーダーが入り次第、海外ユーザーに代わりWorldShopping BIZ(株式会社ジグザグ)の購入担当者が皆様のECサイトにて「国内ユーザー」として購入させて頂きます。ECサイト様は、WorldShopping BIZの持つ倉庫に商品をご送付

EC事業者様からの商品到着後、株式会社ジグザグにて責任をもって、あなたの商品を楽しみに待つ海外ユーザー様にお届けいたします。

そんなWorldShopping BIZですが、現在「越境EC・海外販売応援キャンペーン」を実施中です。

今なら、2022年9月末までにお申込みいただいた全てのEC事業者様に対して「海外ユーザー向けクーポン」を5万円分プレゼント実施しております。EC事業者様のご負担ではなく、株式会社ジグザグ原資での販促キャンペーンとなりますので、ご安心ください。

WorldShoppingBiz × futureshop キャンペーン

ぜひこのお得な機会をお見逃しなく、ウェブインバウンド・越境ECという大きなビジネスチャンスにチャレンジしてみてはいかがでしょう。

▶︎「WorldShopping BIZ」に関するお問い合わせはこちら

Mail:info-sales@zig-zag.co.jp