【futureshop×LOGILESS】毎日の手作業がゼロに!受注〜出荷を自動化、注文集中でも止まらない体制に
- 2025.05.15
2025.05.15
見出しや画像などはE-Commerce Magazine編集部が構成しています。
目次
株式会社Offbeat 企業情報
企業名 | 株式会社Offbeat |
事業内容 | ECコンサルティング |
自社D2Cブランド | |
インフルエンサーマーケティング | |
デジタルマーケティング | |
ECサイト | https://www.andmel.jp/ |
お取扱商材 | スイーツ(焼き菓子・ケーキ) |
食品 | |
販売モデル | BtoC |
今回お話を伺った方

株式会社Offbeat
代表取締役
高橋 健(たかはし けん)氏
埼玉県出身。高校時代は野球部で主将を務める。2010年4月、大学卒業後に新卒でECモール運営会社に入社。大阪支社に配属され、ECコンサルタントを務める。入社5年目に課長職に昇進し、さらに西日本全体の事業部長を務める。その後、モバイル事業の営業統括を務め、2020年3月に退職し、株式会社Offbeatを設立。ECコンサルティング、インフルエンサープラットフォーム、デジタルマーケティング、自社D2Cと着実に事業を拡大中。

株式会社Offbeat
ブランドディレクター
堀口 晴央(ほりぐち はるひさ)氏
大手ECモールで出店者へのコンサルティングに従事。ファッション領域を担当。2021年6月、株式会社Offbeat入社。
ECで日本の会社を盛り上げたい
高橋:株式会社Offbeat(オフビート)は創業6年目(2025年3月時点)になるECの会社で、「日本を元気に、世界に感動を。」というミッションを掲げています。会社設立の背景には、僕が楽天に約9年勤めていた経験があります。
EC市場の拡大のなかで、日本でも多くの会社がECで成長してきました。しかし、最近は円安などの影響で海外の企業に仕入れで負け、赤字になる会社が増えています。そういった状況に対して、日本の会社が国内・海外関係なく販売できる仕組みを作り、もう一度ECで日本の会社を盛り上げたいという思いを、ミッションに込めています。
弊社の事業には現在、ECコンサルティング、自社D2Cブランド、インフルエンサーマーケティング、デジタルマーケティングという4つの領域があります。このなかで、自社D2Cブランドで運営しているブランドのひとつが、今回お話しする&Melです。
&Melは、ダイエット情報の発信で約80万人ものフォロワーを抱えるインスタグラマーさんと一緒に立ち上げたブランドです。ダイエット、健康、ヘルシーなどをテーマに、グルテンフリーや低糖質のスイーツを販売してきました。最近は腸活など新たに登場した健康のキーワードも取り入れつつ、スイーツ以外の食品も増やしています。

「&Mel」公式オンラインショップのトップページ
自社ECサイト構築には慣れ親しんだfutureshop一択だった
高橋:&Melの立ち上げにあたっては、まず自社ECサイトをfutureshopで構築しました。会社設立から2年目くらいのタイミングで、それまでのECコンサルティングの経験から、最初からfutureshopを利用しようと考えていました。
ECコンサルティングではそれまでに30~50社の支援を行っていたのですが、futureshopを使っている会社がとても多かったです。そのため、僕たちにとってfutureshopの仕様は慣れ親しんだもので、当たり前に使えるものでした。
支援してきた会社でfutureshopの利用が多かったのは、おそらくアパレルECが多かったことと、楽天市場から自社ECサイトに展開するケースが多かったからだと思います。futureshopはデザインなどのカスタマイズ性が高いことからアパレルECとの相性が良い印象です。またその管理画面は、楽天市場の管理画面であるRMSを使っている人にとって親しみやすいものだと思います。
もちろんはじめて使う人であっても、futureshopの管理画面はわかりやすいと思いますし、問い合わせやオンボーディングなどを活用すれば不明点もすぐに解消できるはずです。
堀口:ECサイトを運営するなかで感じるのは、futureshopのサポートはレベルが高いということです。問い合わせに対してすぐに回答してもらえることが多いですね。
ブランドの成長によるシステムと自動化の必要性
高橋:&Melの立ち上げ当初は、自社ECサイトだけの販売で、賞味期限が2~3ヵ月ある冷凍ケーキを受注生産する形だったので、システムを入れずにマニュアル作業で対応していました。
ところがAmazonに出品するなどモール展開をするなかで、倉庫と各サイトの在庫連携のためにシステム導入の必要性が増してきました。また、賞味期限が短い焼き菓子なども扱うようになったことで、発注・販売・在庫管理のバランスを取りながらの管理が必要になり、自動化を考えるようになりました。
システムの検討に関しては、2つのポイントがありました。
1つは、注文が集中してもユーザーに負荷がかからないようにすることです。&Melはインフルエンサーブランドということもあり、新商品の発売により出荷数が大きく変動します。1ヵ月のなかでも受注量に波があり、注文の集中で受注が止まるといったことがないようにシステムを選ぶ必要がありました。
もう1つは、仕組み化できる部分はできるだけ自動で回せるようにして、その分、人が頭を使うべき部分に人手を割けるようにすることです。
futureshopとの連携で自動化できる部分が多いのがLOGILESS
高橋:システム導入を検討した結果、最終的に選んだのがfutureshopと連携できるLOGILESSでした。LOGILESSはOMSとWMSが一つにまとまっているところも大きかったですね。また、自動化できる部分が他のシステムより多い印象でした。
堀口:実は、LOGILESSを導入する前に別のOMSを使っていた期間があるのですが、そのときは倉庫在庫の連携と見える化がスムーズにできないことと、商品在庫のロット別管理(賞味期限管理)に対応できないことが課題でした。LOGILESSであればfutureshopと連携してそれらの課題を解決できそうだったのが、導入の決め手になりましたね。
また、&Melは異なる温度帯や配送キャリア、予約注文などの組み合わせによって複雑な条件の注文になることがあるのですが、LOGILESSであればマクロ設定で対応できることも導入を後押ししました。
受注から出荷まで自動化、毎日15~30分の作業がゼロに
高橋:futureshopとLOGILESSを連携してからは、在庫や賞味期限の管理を一気通貫でできるようになり、以前よりも業務を進めやすくなりました。現場のスタッフからも、手間が減ってスムーズになったとよく聞きます。
堀口:LOGILESS導入前は、futureshopから注文データをCSVでダウンロードしてOMSに入れ、温度帯や配送キャリアに応じて注文データを分割した上で、メールで伝票と納品書を物流倉庫に送っていました。発送完了後には倉庫から送られてくる伝票番号をOMSに入れ、発送完了メールを送るという流れで、マニュアル作業が多かったです。
futureshopとLOGILESSを連携できるようになってからは、注文データをダウンロードする必要がなくなりました。物流倉庫にもLOGILESSが導入されており、発送が完了したら出荷データが自動でfutureshopに反映されます。受注から出荷までを自動化でき、在庫連携もできるようになりました。これにより、毎日15~30分発生していた受注におけるマニュアル作業が基本的にゼロになりました。
マニュアル作業が発生するオペレーションでは、注文数に応じて作業時間が増えてしまいますが、そこが自動化されたことで注文に波があっても業務時間を大きく変化させずに対応できています。
自動化を進めることが、売上や利益の拡大につながる
堀口:futureshopにLOGILESSを連携して、マクロ設定も活用することで、受注から出荷までの業務のかなりの部分が自動化でき、業務時間の短縮やヒューマンエラーの減少につながりました。今後は、まだ一部残っているイレギュラーなマニュアル対応について、さらに自動化できないか検討していきたいです。
高橋:弊社は少数のスタッフで日々の受注と並行して商品企画や販売戦略も行っています。受注作業が自動化されたことで、そういった他の業務に使える時間が多くなりました。また、たとえば月初にその月の予約注文を一気に受けるなどの売り方も可能になり、そういった点でも売上拡大につながっています。
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株式会社ロジレス
・お問合せフォーム:https://www.logiless.com/apply/merchant/