ECサイトのデザインのポイントとは?使いやすさに徹底したこだわりを

ECサイトを成功させるには機能面だけでなく、デザイン性も重要です。ECサイトのデザインとは、サイトの構成や見た目を設計することであり、サイト内で商品をどう見せるかを決めるということでもあります。

今回は、売り上げを大きく左右するECサイトのデザインについて、その重要性や売り上げにつながるポイントなどをご紹介します。

ECサイトのデザインの重要性

ECサイトのデザインの重要性

実際に商品を手に取れる実店舗とは異なり、ECサイトで商品の魅力を伝えるのは、商品の写真や説明のテキストのみです。デザインは写真やテキストをユーザーにわかりやすく、魅力的に見せる役割を担います。

見た目の印象=売り上げではない

「見た目がオシャレでかっこいいECサイト」や「デザイン性が高く、最先端の技術を使ったECサイト」が大きな売り上げを上げるわけではありません。
良いデザインのECサイトとは、ユーザーが商品や情報を見やすく、商品が魅力的に見えるように設計されているサイトを指します。

ユーザーの導線がよく考えられているため、買い物がしやすく、どこをクリックすればどんな情報が得られて、次に何をすればいいかが直感的にわかりやすく設計されているのも特徴です。

ECサイトはオリジナリティが大切

ECサイトのデザインには、オリジナリティも大切です。公式テンプレートには限りがあり、人気のテンプレートを使うと、他社と似たデザインになることがあります。しかし、それではいくらわかりやすくても、ユーザーは魅力を感じないでしょう。
ECサイトのデザインは、ユーザーがブランドに抱くイメージを大きく左右します。
公式のテンプレートをそのまま使うのではなく、自社の特徴やブランドイメージに合わせてカスタマイズし、オリジナリティを出しましょう。オリジナリティのあるデザインは、ユーザーからも愛着を持たれます。

サイトデザインを考える前に決めること

まずはECサイトのコンセプトを決めます。ここでは、コンセプトや方向性の決め方を解説します。

ブランディング

ECサイトをデザインする前に、自社のブランドイメージを明確にしましょう。ECサイトのデザインだけを考えていると、ブランドイメージに沿って作られた商品と、サイトのデザインがマッチせず、ユーザーに余計な先入観を与えたり、混乱させてしまったりするおそれがあります。
自社のブランドイメージが確立している場合は、ECサイトのロゴ、レイアウト、配色、バナーなどのデザインをブランドイメージに合わせて考えましょう。
ECサイトと商品がトータルでブランディングされることで商品が魅力的に見え、ユーザーの購買意欲を刺激します。

ペルソナ(ターゲット)

ペルソナとは、ターゲットとして定めた顧客層のことです。ECサイトを構築するときにはペルソナを設定し、訴求したい相手を明確にしましょう。ペルソナを設定することで、ターゲット層に受け入れられやすいデザインのECサイトを制作できるので、売り上げ増にもつながります。
ペルソナは、「20代女性」「会社員」といった大まかな属性だけでなく、住んでいる地域、年収、趣味嗜好など、できるだけ細かく設定することがポイントです。それによって、ターゲット層をより具体的にイメージできます。

伝えたい情報

ECサイトで最も伝えたいことは、商品の情報です。ほかにもブランドのコンセプトや会社概要、商品の活用法などさまざまな情報がありますが、情報が多すぎるとユーザーの視点が商品からずれてしまうおそれがあります。
情報をうまく伝えるためには、初めに情報を整理して優先順位を付けた上で、サイト構造の設計に反映させましょう。ECサイトのデザインは、ユーザーが情報の場所を直感的にわかるように設計することが大切です。

ECサイトの評価は第一印象で決まる

ユーザーはECサイトを見ると一瞬で「好みか、そうでないか」を判断し、好みでなければ離脱してしまいます。その判断をファーストビューと言います。

ファーストビューを意識する

ECサイトを制作するには、ファーストビューを意識する必要があります。ユーザーの第一印象は、その場でサイトを離脱するか、そのまま買い物をするかを決める重要なポイントです。ユーザーの第一印象が良ければサイトの離脱回避につながり、サイト内の回遊率が高くなることが期待できます。

ファーストビューとはトップページの中で最初に画面に表示される部分で、利用する端末によって範囲や画面に表示される情報量が異なります。PCではファーストビューにあたる範囲が広く、スマホでは狭くなります。

ただし、画面に情報を詰め込みすぎると見づらくなるので、優先順位を付けて情報量を減らすほうが効果的です。近年はPCよりもスマホからのアクセスが増えています。ECサイトをデザインするときは、スマホからの見やすさや使いやすさを重視しましょう。

印象的なデザインを配置する

ファーストビューには、できるだけ印象的なデザインを配置しましょう。例えば、最も伝えたいキャッチコピーやイメージフォトでショップの世界観を表現します。
メインとなる商品の画像を大きく表示する方法も一般的ですが、その場合はフラッグシップモデルやブランドイメージを象徴するアイテムに絞り込みます。
もちろん、万人向けのデザインや写真というのは存在しません。そのため、ペルソナで設定したターゲット層の好みに合わせたファーストビューの設定が大切になります。

売れるECサイトのデザインのポイント

ECサイトのデザインは、売り上げに大きく影響します。ここでは、売り上げにつながりやすいECサイトのデザインを具体的にご紹介します。

商品を主役にする

売り上げにつなげるためには、商品が魅力的に見える写真と、商品を使っている場面が想像できるような記事が必要です。
ECサイトを制作するときには、デザイン性の高さにこだわりがちですが、主役はあくまで商品です。商品を引き立たせ、売り上げにつなげることを考えて、デザインを考えましょう。

ボタンをわかりやすくする

ボタンははっきりとした色と形にして、見つけやすい位置に配置しましょう。サイトのデザインに合わせた凝ったボタンにするよりも、ボタンであることをわかりやすく設定することが大切です。
ユーザーが商品を購入しようと思っても、購入ボタンがどこにあるかがわからなければ、購入に至らず離脱してしまいます。「購入に進む」などの重要なボタンは、ページの上部と下部に複数配置するのも効果的です。
リンクや次のアクションにつなげる箇所も目立たせるようにしましょう。特にスマホでは画面が小さく、リンクやボタンがわかりにくくなるため、PCサイト以上にはっきりさせる必要があります。

デザインは常に改善を繰り返す

ECサイトは、完成した時点で制作が終わりではありません。新商品を追加したり、売り切れの商品を非表示にしたりというメンテナンスが必要です。
ペルソナを設定した上でサイト運営の戦略を練り、コンセプトに沿ってデザインを仕上げたつもりでも、ターゲット層に評価されず、売り上げにつながらないこともあります。
その場合は改善策を講じるとともに、どの改善策が効果を発揮したのかがわかるように、アクセス解析を導入して分析しましょう。

デザインを変更するときにはA/Bテストを行い、コンバージョン率の変化を計測して次の改善策を考案する際の参考にします。このように改善と分析を繰り返しながら、サイトをより良いものに変えていく作業が必要です。

デザインとは見た目ではなく、サイト全体を設計すること

海外の有名デザイナーが作成したオシャレでかっこ良く、凝ったデザインのECサイトなら、売り上げが上がるというわけではありません。
ブランドイメージに合っていて商品の良さが引き立っているデザインと、ユーザーが迷うことなく使える、わかりやすい設計のECサイトのほうが、商品が魅力的に見えて購買行動にもつながりやすいものです。

ECサイトをデザインするときは、見た目を飾ることにこだわるだけでなく、サイト設計を軸にしながらユーザーの使い勝手を常に念頭に置いて工夫することが大切です。

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