ECサイト制作の方法と費用相場|作り方の手順と失敗しない始め方
- 2026.09.15
2026.09.29

ECサイト制作を検討する際にまず把握すべきは、自社の事業フェーズ・商材・成長戦略に合った構築方法を選ぶことです。
年商規模や導入目的によって、選ぶべきカートシステムも制作会社の支援内容も全く異なります。
本記事では、ECサイト制作の基礎知識や市場動向、費用相場や内訳について解説します。
また、ECサイトの構築・リニューアルを検討している方に向けて、ECサイト構築のポイントをまとめたホワイトペーパーもご用意しています。
構築方法の選び方や、ECサイト制作を進めるうえで押さえておきたいポイントを確認したい方は、ぜひダウンロードしてご活用ください。
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ECサイト制作を始める前に知っておきたい基礎知識
ECサイト制作とは、自社の商品やサービスをインターネット上で販売するためのWebサイトを構築することです。しかし、制作手法やビジネス方針ごとの特徴には、細かい違いが存在します。
まずは、ECサイト制作を行う上で知っておきたい基礎知識について紹介します。
ECサイト制作の基本的な意味
ECサイト制作とは、インターネット上で商品やサービスを販売するためのWebサイトを企画・設計・実装し公開することです。
単に商品を掲載して販売するだけではなく、決済機能や会員管理、在庫管理、配送設定など、EC運営に必要な機能を実装し、オンラインで継続的に販売できる仕組みを構築します。
近年では、ECサイトを販売チャネルとしてだけでなく、ブランド価値の向上や顧客データの活用、リピーター獲得を目的として制作する企業も増えています。そのため、デザインや機能だけでなく、マーケティングや運用まで見据えた設計が重要です。
ECサイト制作で選べるサイトの種類
ECサイトには複数の種類があり、販売方法や事業規模に応じて最適な形態を選ぶ必要があります。
代表的な種類は以下のとおりです。
- 自社ECサイト(BtoB・BtoC)
自社で運営するECサイトです。デザインや機能を自由に設計でき、ブランドの世界観を表現しやすいことが特徴です。また、顧客データを蓄積・活用できるため、CRMやリピート施策にも取り組みやすくなります。
- ECモール型
大手ECモールへ出店する形式です。モール自体の集客力を活用できるため、新規顧客を獲得しやすいメリットがあります。一方で、デザインや販売方法に制限があり、価格競争が起こりやすい傾向があります。
- 越境ECサイト
海外のユーザーを対象に商品を販売するECサイトです。多言語・多通貨対応や海外配送、現地の決済方法への対応などが必要になりますが、日本国内だけではなく海外市場への販路拡大が期待できます。
近年では、ECモールで新規顧客を獲得しながら、自社ECサイトでリピーターを育成するなど、複数の販売チャネルを組み合わせた運営を行う企業も増えています。また、店舗やSNSとの統合を目指すオムニチャネルやOMOなどの施策も注目されています。
自社の事業戦略やターゲットに合わせて、最適なサイト形態を選ぶことが重要です。
ECサイト制作で実現できる成果
ECサイトを制作することで、実店舗だけでは実現しにくいさまざまなビジネスメリットを得られます。
たとえば、24時間365日販売できるため、営業時間に左右されず売上機会を増やせます。また、地域を問わず全国・海外の顧客へ販売できるため、実店舗のみではリーチしにくい顧客層へ訴求できる点も強みです。
さらに、自社ECでは購買履歴や閲覧履歴などの顧客データを蓄積できるため、一人ひとりに合わせたマーケティング施策やリピート施策を実施しやすくなります。
近年は、実店舗・SNS・アプリなど複数チャネルを連携した販売戦略も一般的になっており、ECサイトは企業のデジタル戦略の中核として重要な役割を担っています。
構築・運用方法を工夫すれば、スモールスタートもできるため、コストを抑えつつビジネスチャンスの拡大を目指せる点も魅力でしょう。
ECサイトを取り巻く市場規模と最新動向
2026年のEC市場では、AIを活用したパーソナライズや業務効率化が急速に進んでいます。商品レコメンドや需要予測、チャットボットによる接客など、AIを活用した顧客体験の向上が競争力を左右する要素となっています。
また、SNSから直接購入できるソーシャルコマースや、ライブ配信を通じて商品を販売するライブコマースも広がりを見せています。
今後は単にECサイトを構築するだけではなく、顧客体験を継続的に改善し、複数チャネルを統合した販売戦略を実現できるECサイトが求められています。
EC市場における2026年のトレンドについては、以下の動画でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
ECサイト制作の方法を構築手法別に比較
ECサイトの構築方法には、モール型やASP型、オープンソース型、パッケージ型、フルスクラッチ型などがあります。それぞれ費用やカスタマイズ性、運用負担が異なるため、自社の事業規模や販売戦略に合った方法を選ぶことが重要です。
ここでは、代表的な5つの構築手法の特徴を解説します。
自社ECサイトを成功に導く81のチェックリストでは、ECサイトの構築手法と構築前に確認しておくべきチェックリストを網羅的にご確認いただけます。
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モール型の特徴
モール型は、大手ECモールへ出店して商品を販売する方法です。
すでに多くのユーザーが利用しているため、自社で集客を行わなくても一定のアクセスを見込める点が最大のメリットです。また、短期間かつ比較的低コストで販売を開始できます。
一方で、デザインの自由度が低く、ブランドの世界観を表現しにくいことや、販売手数料が発生することがデメリットです。また、価格競争に巻き込まれやすく、顧客情報を十分に活用できないケースもあります。
EC販売を手軽に始めたい企業や、新規顧客の獲得を重視する企業に向いている構築方法です。
ASP型ECサイトの特徴
ASPとは、クラウド上で提供されるECプラットフォームを利用してECサイトを構築するサービスのことです。
専門知識がなくても比較的短期間でサイトを立ち上げられ、サーバー管理やセキュリティ対策もサービス提供会社が対応するため、運用負担を抑えられます。また、テンプレートや標準機能が充実しており、決済や会員管理などもスムーズに導入可能です。
一方で、独自機能の追加や大規模なカスタマイズには制限がある場合があります。
初めて自社ECサイトを構築する企業や、中小規模のEC事業者に適した構築方法です。
オープンソース型のECサイトの特徴
オープンソース型は、公開されているソースコードを利用してECサイトを構築する方法です。ライセンス費用を抑えながら自由度の高いサイトを制作できるため、デザインや機能を柔軟にカスタマイズできます。
一方で、サーバー管理やシステム保守、セキュリティ対策は基本的に自社または制作会社が対応する必要があります。そのため、専門知識や保守体制が必須です。
独自性の高いECサイトを構築したい企業や、比較的自由なカスタマイズを希望する企業に向いています。
パッケージ型のECサイトの特徴
パッケージとは、ECサイトの構築に必要な機能を搭載したプラットフォームです。標準機能を兼ね備えており、商品管理や受注管理、外部システムとの連携などにも対応しやすい点が評価されています。
また、ベンダーによる保守・サポートを受けられる製品も多く、安定した運用を実現しやすい点も特徴です。
一方で、導入費用や保守費用は高額になりやすく、大規模なカスタマイズには追加費用が発生することもあります。
業務フローが複雑な企業や、多くの商品を扱う企業に適した構築方法です。
フルスクラッチECサイト制作の特徴
フルスクラッチは、既存のECシステムを利用せず、一からオリジナルのECサイトを開発する方法です。
自社の業務フローや販売方法に合わせてすべての機能を自由に設計できるため、高度なカスタマイズや独自サービスを実現できます。また、他社との差別化を図りやすい点もメリットです。
一方で、開発期間が長く、初期費用や保守費用は最も高額になる傾向があります。また、継続的なシステム運用・保守を行う体制も必要です。
独自のビジネスモデルを展開する企業や、大規模なECサイトを運営する企業に適した構築方法といえるでしょう。
ECサイト制作にかかる費用相場と料金の内訳
ECサイト制作にかかる費用は、構築方法だけでなく、業種によっても大きく異なります。これは、取り扱う商品や販売方法によって必要となる機能が変わるためです。
ここでは、代表的な業種ごとの費用相場と特徴を紹介します。
※紹介する内容はあくまでも目安の金額となります。カスタマイズ内容やサイトの規模により、目安よりも安価または高額な料金となる場合もあるため、ご注意ください。
アパレル・ブランドECを制作する場合の費用相場
アパレル・ブランドECの制作費用は、50~500万円程度が目安です。
アパレルECでは、サイズやカラーごとのSKU管理、コーディネート提案機能、お気に入り登録、レビュー機能などが求められるケースが多くあります。また、ブランドイメージを伝えるデザイン性も重要なため、オリジナルデザインを採用する企業も少なくありません。
さらに、InstagramなどのSNS連携や会員ランク機能、ポイント制度などを導入することで、リピーター獲得につなげる施策も一般的です。
ブランドの世界観を重視するほどデザインや開発工数が増えるため、費用も高くなる傾向があります。
食品ECを制作する場合の費用相場
食品ECの制作費用は、50~500万円程度が一般的です。
食品ECでは、定期購入機能や配送日時指定、冷蔵・冷凍・常温といった温度帯管理、ギフト包装や熨斗(のし)対応など、食品特有の機能が必要になります。また、賞味期限や在庫管理、配送会社との連携など、運用面も考慮した設計が重要です。
近年では、サブスクリプション販売やLINE連携、会員向けキャンペーンなどを導入する企業も増えており、必要な機能によって費用は変動します。
小売ECを制作する場合の費用相場
小売ECの制作費用は、100万円以上が目安です。
日用品や雑貨、家電などを販売する小売ECでは、商品数が多くなる傾向があり、高度な検索機能やカテゴリ管理、在庫管理、受注管理機能などが求められます。また、複数の倉庫や店舗と在庫を連携する場合や、基幹システム・POSシステムと連携する場合は、開発費用が高くなるケースもあります。
取扱商品数や販売チャネルが増えるほど、システムの拡張性が重視される点も覚えておきましょう。
医療・健康ECを制作する場合の費用相場
医療・健康ECの制作費用は、300万円~1,000万円以上が目安です。
サプリメントや健康食品、化粧品、医療関連商品などを扱うECサイトでは、定期購入機能や会員管理、CRM機能が重要になります。また、薬機法や景品表示法などの関連法規への配慮も必要であり、パッケージやスクラッチで組むと数千万円規模になることも一般的です。
継続購入を促進するためのマイページ機能やステップメール、ポイント制度などを導入する企業も多く、マーケティング機能が充実するほど費用は高くなるでしょう。
ECサイトの制作費用に関する注意点
ECサイトの制作費用は、サイトの規模やデザインだけでなく、依頼する作業範囲や実装する機能によっても大きく変わります。たとえば、商品撮影や商品登録を制作会社へ依頼するか、決済・会員機能などをどこまで実装するかによって、必要な工数が異なるためです。
また、制作会社によって見積もりの算出方法が異なる点にも注意が必要です。作業にかかる「人日」をもとに算出する場合もあれば、制作一式の総額やページ単位で料金が設定される場合もあります。複数社の見積もりを比較する際は、金額だけを見るのではなく、料金体系や見積もりに含まれる作業範囲まで確認しましょう。
制作開始後に、必要な機能や作業が当初の見積もりに含まれていないことが判明し、追加費用が発生するケースもあります。想定外の費用を抑えるためにも、制作前に要件を整理し、追加料金が発生する条件を確認しておくことが大切です。
さらに、制作会社が指定するECプラットフォームに慣れているかどうかによっても、必要な工数は変わります。プラットフォームに関する知識や制作経験が少ない場合は、調査や実装に時間がかかり、その分、制作費用が高くなる可能性があります。
そのため、制作会社を選ぶ際は、見積もりの内訳や追加費用の条件に加えて、利用予定のECプラットフォームにおける制作実績も確認しておくとよいでしょう。
自分でECサイト制作をするときに直面しやすい課題
近年はASPやノーコードツールの普及により、自社でECサイトを構築できるサービスが増えています。しかし、専門知識が不足したまま制作を進めると、公開後の運用や売上に影響する課題が発生することも少なくありません。
ここでは、自分でECサイト制作を行う際によくある課題を紹介します。
決済やセキュリティの設定でつまずく課題
ECサイトでは、商品を掲載するだけでなく、安全に購入できる環境を整える必要があります。
クレジットカード決済や電子マネー、QRコード決済など複数の決済方法を導入する場合、それぞれの設定や審査が必要になることがあります。また、SSL証明書の設定や個人情報の保護、不正アクセス対策など、セキュリティ対策も欠かせません。
これらの設定が不十分だと、決済エラーや情報漏えいのリスクにつながるだけでなく、ユーザーからの信頼を損なう可能性もあります。そのため、自社で構築する場合でも、決済やセキュリティに関する基本的な知識を身につけることが重要です。
futureshopでは、会員向けのセキュリティ機能だけでなく、サイト制作時のセキュリティ機能を搭載しています。安全なサイト制作をご希望の方は、ぜひ参考にしてください。
サーバーや保守を自社で管理する課題
オープンソース型などでECサイトを構築する場合は、サーバーやシステムの保守・運用を自社で行う必要があります。たとえば、サーバー障害への対応やシステムアップデート、バックアップの取得、セキュリティパッチの適用など、公開後も継続的な管理が欠かせません。
こうした運用体制が整っていないと、不具合が発生した際に迅速な対応ができず、販売機会の損失につながることもあります。
社内に専門知識を持つ担当者がいない場合は、保守サービスを利用できるSaaS型ECや制作会社への依頼を検討するのも一つの方法です。
デザインの制約でブランドを表現できない課題
テンプレートを利用してECサイトを制作する場合、短期間・低コストで構築できる一方で、デザインの自由度には制限があります。
ブランド独自の世界観や商品の魅力を十分に表現できず、競合サイトとの差別化が難しくなるケースもあります。また、細かなレイアウト変更や独自機能の追加ができないサービスも少なくありません。
特にD2Cブランドや高価格帯の商品を扱う企業では、デザインやユーザー体験が購入率に大きく影響するため、テンプレートだけでは対応しきれない場合があります。
ブランドイメージを重視する場合は、テンプレートをカスタマイズできるサービスを選ぶ、または制作会社へ依頼してオリジナルデザインを制作することも検討するとよいでしょう。
目的・規模別に見る自社に合ったECサイト制作方法
ECサイト制作にはさまざまな構築方法がありますが、最適な選択肢は企業の目的や事業規模によって異なります。
ここでは、目的別におすすめのECサイト制作方法を紹介します。
実店舗とECを連携させたい場合に向く制作方法
店舗とECサイトを連携し、オムニチャネル化を進める場合は、SaaS型ECサイトが有力な選択肢です。
近年のSaaS型ECはAPI連携や標準のPOS連携機能が充実しており、専門的なシステムをゼロから構築しなくても、POS・在庫管理・会員情報との連携に対応しやすくなっています。そのため、比較的導入ハードルを低く抑えながら、店舗とECで在庫やポイントを共有するオムニチャネル施策を実現できるのが魅力です。
店舗受け取りや店舗在庫の表示、店舗・EC共通のポイントなどを実現できれば、顧客の利便性向上にもつながります。導入時は、予算や期間に加えて、POS・在庫・会員情報など既存システムとの連携のしやすさも確認しましょう。
SaaS型ECでオムニチャネルを実現した企業の成功事例や、具体的なメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
futureshopでは、オムニチャネルに対応したSaaS型ECサイトプラットフォームサービスも提供しています。こちらも併せてご覧ください。
ブランドの世界観を重視したい場合に向く制作方法
ブランドイメージを重視する場合は、SaaS型EC・オープンソース・フルスクラッチなどの構築手法による自社ECの構築がおすすめです。自社ECであれば、サイトデザインやコンテンツを自由に設計できるため、ブランドの世界観や商品の魅力を効果的に表現できます。
また、顧客データを蓄積しやすく、会員限定コンテンツやポイント制度、メールマーケティングなどを活用して、ブランドのファンを育成しやすい点もメリットです。
一方で、ECモールは集客力が高い反面、デザインや販売方法に制限があるため、ブランド価値を高めたい企業には自社ECのほうが適しています。
成長や拡張を見据える場合に向く制作方法
今後の売上拡大や事業成長を見据える場合は、 SaaS型ECやECパッケージを選ぶ企業が多くなっています。これらの構築方法は、事業の成長に合わせて機能追加や外部システム連携を行いやすく、商品数やアクセス数が増えても柔軟に対応できます。
また、CRMやMAツールとの連携、越境ECへの対応、定期購入機能の追加など、将来的な事業展開にも対応しやすいことが特徴です。現在の事業規模だけでなく、「3年後・5年後にどのようなECサイトへ成長させたいか」という視点で構築方法を選ぶことで、将来的なリプレイスコストを抑えやすくなります。
本格的なECサイト制作で選ばれるSaaS型のメリット
近年、本格的な自社ECサイトを構築する企業の間で、SaaS型ECプラットフォームの導入が増えています。
SaaS型は、システムの保守やアップデートをサービス提供会社が行うため、運用負担を抑えながら、拡張性の高いECサイトを構築できることが特徴です。また、必要な機能が標準で備わっているサービスも多く、売上拡大を見据えたEC運営を始めやすいというメリットがあります。
ここでは、SaaS型ECサイトが選ばれる理由を紹介します。
また、ECサイトの構築・リニューアルを検討している方に向けて、ECサイト構築のポイントをまとめたホワイトペーパーもご用意しています。
構築方法の選び方や、ECサイト制作を進めるうえで押さえておきたいポイントを確認したい方は、ぜひダウンロードしてご活用ください。
自社ECサイトを成功に導く81のチェックリストをダウンロードする
専門知識なしでも運用できる
SaaS型ECは、サーバー管理やシステムアップデート、セキュリティ対策などをサービス提供会社が対応するため、専門知識がなくても運用しやすいことが特徴です。商品登録や受注管理、キャンペーン設定なども管理画面から操作できるため、日々の運営業務を効率的に行えます。
また、システム障害や脆弱性への対応も提供会社が継続的に実施するため、自社でインフラ管理を行う必要がありません。
ECサイト運営に専任のエンジニアを配置できない企業でも、本格的な自社ECを始めやすい構築方法です。
デザインの自由度を確保できる
SaaS型というと「テンプレートしか使えない」というイメージを持たれることがありますが、近年のサービスはデザインの自由度も大きく向上しています。テンプレートをベースにしながらブランドカラーやレイアウトをカスタマイズできるほか、サービスによってはオリジナルデザインにも対応可能です。
そのため、ブランドの世界観を表現しながら、使いやすさや購入しやすさを両立したECサイトを構築できます。
ブランドイメージを重視するアパレルやD2Cブランドでも、SaaS型を採用する企業が増えています。
のし・ポイント・会員ランクなどECに必要な機能が標準で揃っている
ECサイトでは、商品を販売するだけでなく、顧客満足度やリピート率を高めるための機能も重要です。SaaS型ECでは、サービスによって以下のような機能が標準搭載されていることが多くあります。
- のし・ギフト包装対応
- ポイント機能
- 会員ランク機能
- クーポン配信
- レビュー機能
- 定期購入機能
- 配送日時指定
これらの機能を一から開発する必要がないため、開発コストを抑えながら充実したECサイトを構築できます。特に食品やギフト商材、リピート販売を重視するECサイトでは、大きなメリットとなります。このような機能は、海外製のSaaS型ECより、国産のSaaS型ECの方が機能が充実している場合が多く、選定の際のポイントの一つです。
運用相談などサポートが受けられる
SaaS型ECの大きな魅力の一つが、充実したサポート体制です。SaaSは月額利用で継続してもらうビジネスモデルのため、「事業者がECサイトを使いこなし、売上を伸ばせるか」が提供会社にとっても最重要事項となります。そのため、単なるシステムの操作説明だけでなく、運用改善や機能活用の相談まで乗ってくれるサービスが多く存在します。
また、すべてのユーザーが共通のプラットフォームを利用しているため、サポート側がシステム仕様を熟知しており、トラブル時も素早く的確な対応が可能です。さらに、数多くのECサイト運用から得られた成功ノウハウやトレンドを踏まえたアドバイスや活用事例の共有を受けられる点も、自社開発にはないSaaSならではの強みと言えます。なおこのようなサポート体制も、海外製のSaaS型ECより、国産のSaaS型ECの方が体制が充実している場合が多く、このようなサポートを受けたい場合は選定の際のポイントの一つとなります。
ECサイトは公開して終わりではなく、継続的な改善が重要です。困ったときに相談できるサポート体制が整っていることは、特にEC運営の経験が少ない企業にとって大きな安心材料となるでしょう。
ECサイト制作を制作会社に依頼するときのポイント
ECサイト制作を成功させるには、制作会社の知名度や価格だけで判断するのではなく、自社の目的や事業内容に合ったパートナーを選ぶことが重要です。
制作会社によって得意とする業界や構築方法、サポート内容は大きく異なります。公開後の運用まで見据えて比較・検討することで、長期的に成果につながるECサイトを構築しやすくなります。
ここでは、制作会社を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
ポイント1 自社の目的と必要機能を整理する
制作会社へ相談する前に、まずはECサイトを構築する目的を明確にしましょう。たとえば、「新規顧客を増やしたい」「リピーターを育成したい」「実店舗と連携したい」など、目的によって必要な機能は異なります。
また、以下のような要件も事前に整理しておくと、制作会社から適切な提案を受けやすくなります。
- 販売する商品・サービス
- 想定する商品数
- 必要な決済方法
- 会員機能やポイント機能の有無
- 定期購入やギフト対応の必要性
- 基幹システムやPOSとの連携
要件があいまいなまま制作を進めると、追加開発や仕様変更が発生し、費用や納期が増える原因にもなります。
また要件を伝えた際に、制作会社が見積もりの内容を詳細に説明してくれるかもチェックしておくべきポイントです。
ポイント2 得意分野と実績で会社を比較する
制作会社は、それぞれ得意とする業界や構築手法が異なります。たとえば、アパレルECに強い会社、食品ECの実績が豊富な会社、BtoB ECを得意とする会社など、専門分野はさまざまです。
そのため、制作実績を確認する際は、デザインの良し悪しだけでなく、自社と同じ業種や販売形態での構築実績があるかを確認することが重要です。
また、構築後の成果や導入事例、対応実績のあるECプラットフォームなども比較することで、自社に適した制作会社を選びやすくなります。
さらに、会社としての実績だけでなく、「実際に自社を担当してくれるディレクターやエンジニアのスキル・相性」も非常に重要です。営業担当者と実務担当者が異なるケースも多いため、契約前に「実際にプロジェクトを進行する担当者」とコミュニケーションが円滑にとれるか確認することをおすすめします。
あわせて、サイト公開後も同じ担当者(または専任チーム)が継続してサポートしてくれるのか、頻繁な担当者変更が発生しない体制かどうかも確認しておくと安心です。
ポイント3 公開後の運用や集客の支援を確認する
ECサイトは公開して終わりではなく、運用・改善を続けることで売上を伸ばしていくものです。そのため、制作だけでなく、公開後のサポート内容も確認しておきましょう。
たとえば、以下のような支援を提供している制作会社であれば、長期的なEC運営も安心です。
- SEO対策・コンテンツ改善
- Web広告の運用支援
- アクセス解析・改善提案
- UI/UX改善
- システム保守・アップデート
- 機能追加やカスタマイズへの対応
特に、自社にEC運営のノウハウが少ない場合は、運用相談だけでなく、戦略の提案を含めたマーケティング支援まで対応できる制作会社を選ぶことで、公開後も継続的な成果につなげやすくなります。担当がしっかりついてくれるのか、電話対応は可能なのかなど、実際の連絡体制までしっかり確認しておくようにしましょう。
ECサイト制作に関するよくある質問
ECサイト制作に関するよくある質問に回答します。ECサイト制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ECサイトの制作費はいくらかかるか
ECサイトの制作費は、構築方法や必要な機能によって大きく異なります。
一般的な費用相場は、ASPであれば初期費用0~10万円程度、SaaS型ECは50~300万円程度、オープンソースは100~500万円程度、パッケージは500~3,000万円程度、フルスクラッチでは1,000万円以上となるケースが一般的です。
また、制作費とは別に、システム利用料やサーバー費用、保守費用などのランニングコストも発生するため、トータルコストで検討することが重要です。
ECサイト制作の仕事内容はどのようなものか
ECサイト制作では、サイトを公開するまでにさまざまな業務を行います。
主な仕事内容としては、企画立案や要件定義、デザイン制作、コーディング、システム開発、商品登録、コンテンツ制作、決済・配送機能の設定、動作テストなどがあります。
さらに、公開後もアクセス解析やSEO対策、コンテンツ更新、機能改善などを継続的に行い、売上向上につなげていくこともECサイト制作・運営の重要な業務です。
一番売れるECサイトはどれか
「一番売れるECサイト」は、販売する商品やターゲットによって異なります。
短期間で多くのユーザーへ販売したい場合は、集客力の高いECモールがおすすめです。一方で、ブランド価値を高めたい企業やリピーターを増やしたい企業には、自社ECサイトが適しています。
近年では、ECモールで新規顧客を獲得し、自社ECサイトでリピーターを育成するなど、複数チャネルを組み合わせた販売戦略を採用する企業も増えています。
自分でECサイトを制作するのは難しいか
ASPやSaaS型のサービスを利用すれば、専門知識がなくてもECサイトを制作できます。ただし、売上につながるサイトを構築するには、デザインやSEO、集客、運用などの知識も必要です。
本格的なECサイトを目指す場合は、制作会社へ依頼するのがおすすめです。
まとめ|自社に合うECサイト制作の方法を選んで相談を始めよう
ECサイト制作で成果を出すには、デザインや機能だけでなく、既存サイトの課題分析やEC事業戦略の整理を行い、売上向上に必要な要素を明確にしたうえで制作を進めることが重要です。
「どの構築方法を選ぶべきか」「どの機能を優先すべきか」「売上につながる導線をどう設計すべきか」は、商材や事業フェーズによって異なります。
futureshopでは、ECサイト制作やリニューアルを検討している企業向けに、現状課題の整理やEC事業戦略の壁打ちをご相談いただけます。
ECサイト制作で売上拡大を目指したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、ECサイトの構築・リニューアルを検討している方に向けて、ECサイト構築のポイントをまとめたホワイトペーパーもご用意しています。
構築方法の選び方や、ECサイト制作を進めるうえで押さえておきたいポイントを確認したい方は、ぜひダウンロードしてご活用ください。






