Eコマースとは?成長を続ける市場規模と今さら聞けないECのメリット

Eコマースとは、インターネット上で商品やサービスの売買を行う電子商取引のことです。
食品、衣類、雑貨、家電、書籍、チケット、旅行商品など、Eコマースはさまざまな業界で活用されていて、企業だけでなく消費者にもメリットがあります。

この記事では、Eコマースの種類や市場規模、売り上げアップのためにEコマースを利用するメリットなどをご紹介します。

Eコマースとは?

Eコマースの呼び方は、取引を行う相手によって変わります。企業同士の取引はBtoB(Business to Business)、ネットショップなどの企業と一般消費者間の取引はBtoC(Business to Consumer)、オークションやフリマアプリ、ハンドメイド作品販売サイトのような消費者同士の取引はCtoC(Consumer to Consumer)と呼ばれます。

近年は、商品を売買するネットショッピングに限らず、旅行の予約ができる代理店サイトやオークションサイトなど、さまざまなサービスがEコマースで提供されています。

Eコマースの市場規模

実店舗やスタッフを用意する必要がなく簡単に始められるため、日本のEコマースの市場規模は増加傾向にあります。
経済産業省の調査によると、2016年のBtoCのEC市場規模は、15兆1,358億円で、2015年の13兆7,746億円に比べて、9.9%増となっています。
2016年の物販のBtoCのEC 市場規模は、8兆43億円。そのうち、スマートフォン経由の売買は2兆5,559億円で、前年の1兆9,862億円よりも増加しています。

BtoCのスマートフォン経由での売買は、全体の売り上げの31.9%を占めており、なかでも衣類・服飾雑貨、医薬品などの割合が高い傾向にあります。
Eコマースの市場規模は、年々増加しています。EC化率も上がっており、2016年のBtoBの市場規模は、291 兆 170 億円です。Eコマースを含めたビジネスプランは、不可欠になりつつあるといえるでしょう。

参考:「平成28年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」経済産業省/PDF

Eコマースの種類

Eコマースは、扱う商品や予算などによって、最適なサイトの種類を選ぶことが大切です。Eコマースの種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

自社サイト型

自社でECサイトを構築するタイプです。自社の特色を自由に反映できますが、システムやセキュリティなども自ら管理する必要があります。
ただし、パッケージやASPを利用しているECサイトで、運用保守やセキュリティ対策などを提供している側で管理している場合は、自社で管理する必要はありません。

自社サイト型の場合、オリジナリティを出してサイトのブランディングを行いやすいというメリットがあります。ファンがついて顧客が増えることにより、自社ドメインの評価もアップします。
しかし、自社でサイトの構築や運用などを行うのは時間と手間がかかり、運用を始めても思うように集客ができないという可能性もあります。

ショッピングモール型

インターネット上のショッピングモールに出店するタイプのEコマースです。
利用手数料などの費用はかかりますが、自社サイトを作成する必要がなく、ランニングコストも自社でサイトを運用するよりも安く済むなど、比較的簡単にEコマースを始めることができます。「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などが代表的です。
一方で、デメリットとしては、ショッピングモール側のルール変更やイベント開催に影響を受ける点が挙げられます。思いどおりの運営が実現できなかったり、フォーマットが決まっているためにサイトに独自性を打ち出すことが難しかったりします。

マーケットプレイス型

「出店」ではなく、商品やサービスを単体で「出品」するタイプのEコマースです。代表的なプラットフォームとしては、「Amazonマーケットプレイス」があります。
企業は商品を出品しますが、商品の管理や発送などの業務はAmazon が行います。ユーザーは特定のECサイトから購入するのではなく、Amazonという大きな店舗の中で買い物をしているイメージです。
自社で商品データを管理する必要がないため、運用などの手間がかからないというメリットがあります。Amazonなど知名度のあるマーケットプレイスに出品する場合には、多くのユーザーの目に触れる可能性も高まります。
しかし、商品の出品や商品情報の掲載などがメインとなるため、独自のブランディングを行うことが難しかったり、価格競争が厳しかったりする点がデメリットといえます。

Eコマースのメリット

Eコマースは、売り手、買い手の両方にメリットをもたらします。それぞれのメリットについてご紹介します。

売り手のメリット

世界中の市場で売買が可能

Eコマースはインターネット上のサービスのため、国内だけでなく海外のユーザーもターゲットにでき、世界中の市場で売買が可能です。地理的に不便な地域や人が集まりにくい地域でも、Eコマースであれば開業ができます。

インターネットの普及に伴う顧客増

インターネットの普及に伴う顧客増も期待できます。特に、スマートフォンの普及によりインターネット経由で商品を購入する消費者は、さらに増加しています。
いつ、どこにいても手軽にショッピングができるEコマースは、今後もニーズが拡大していくことは確実です。

店舗代がかからない

実店舗を持たないため、店舗の維持費や水道光熱費などのコストが節約できます。また、資金が少なかったり、店舗を持った経験がなかったりする人でも簡単に開業できます。
店舗を持たない分、万が一うまくいかなかった場合のリスクも軽減できます。

安定した売り上げを実現する取り組みを実施しやすい

Eコマースでは、誰が、何を購入したのかというデータが、顧客情報として管理されるため、安定した売り上げを実現する取り組みを実施しやすいというメリットがあります。
顧客に合った適切なマーケティング活動や、メルマガを送信するなどの継続的なコミュニケーションを行うことで、ユーザーが商品を買う機会を作り出し、固定客を増やすことができます。固定客を増やすことは、安定的な売り上げの実現につながります。

買い手のメリット

どこからでも買い物ができる

Eコマースを利用すれば、いつでも、どこからでも自由に買い物ができます。住んでいる地域や時間、場所などを問わず、常にWeb上で買い物を楽しめます。商品の比較から購入、決済、配送まですべてWeb上で完結するため、時間をかけず効率的に買い物ができます。小さな子どもがいる家庭や、外へ買い物に行くことが難しい高齢者にとっても便利なサービスです。

低価格なものが多い

Eコマースには、低価格な商品が多いこともメリットのひとつです。理由は、Eコマースを活用することによって運営コストや人件費が削減できるからで、実店舗で販売されている商品と同じものを、Eコマースでは低価格で購入できるケースがあります。購入したいものがすでに決まっている場合は、複数のECサイトを見て、価格を比較することも可能です。

自分の好みに合った商品や店舗を探しやすい

Eコマースは実店舗のように開店時間が決まっていないため、買い物をする際の時間的な制約がありません。カテゴリ別やフリーワードで検索できたり、気になる商品を登録できる機能があったりして、実店舗より商品を絞り込んで探せるので便利です。自分の趣味嗜好に合った商品を数多く取り扱うECサイトも見つけやすいでしょう。
Eコマースで買い物をする場合「実物を見ることができない」というデメリットはありますが、その一方で、購入前に気になることを写真やムービー、口コミなどで調べることが可能です。例えば、アパレルならモデルやスタッフのコーディネートの参考写真や着用感などの感想を見たり、コスメなら付けたときの発色、ユーザーの口コミを見たりして、商品の詳細をさまざまな視点から調べられます。

今後も増え続けるEコマースのニーズ

スマートフォンが年齢層を問わずに幅広く普及しているという背景もあり、Eコマースのニーズは今後も増え続けていくことが予想されます。近年はユーザーのライフスタイルや好みが細分化されていますので、ECサイトの構築にあたっては、よりターゲットを絞った商品展開やブランディングを行うことが、集客と売り上げアップの鍵となるでしょう。

サイト開設用のパッケージやプラットフォームも増えており、以前に比べて手軽にEコマースを始められるようになりました。「自社でもEコマースに本格的に取り組みたい」と考えている担当者の方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

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